yoga school kailas

2011年インド修行旅行記(3)

 今回の修行旅行に、、生徒のMさんの高校生の息子のS君が参加していました。彼は本格的な修行はまだやったことがなかったのですが、今回、ゴームク登山がなくなって修行合宿になったことで、はからずも本格的な長時間の修行を毎日おこなうことになったのでした。
 これによって彼の内の何かが目覚めたようで、意識が変わったようでした。また、夢の中に私が現れて、「これからは勉強会も来なさい」と言われたそうで(笑)、帰国後は実際に勉強会にも参加するようになりました。
 S君だけではなく、このインド旅行中に、多くの生徒さんの夢の中に私が現れて、アドヴァイスなどをしていたそうです。

 私自身も、このヒマラヤ合宿で、不思議なおもしろい体験をいろいろとしました。その一つをご紹介しましょう。
 これは夢というよりはいわゆる化身の体験なのですが、私の化身は肉体を離れ、ヒマラヤのある場所へと向かいました。私は手に「甘露(アムリタ)」と呼ばれる神秘的な液体を持って、それをある聖者に飲ませるために、聖者の住まいへと向かいました。
 そこに入ってみると、その聖者は、なんと、首から上しかなく、体がない存在でした。彼は私の姿を見ると大変喜んで、感謝し、大泣きしていました。私が甘露を差し出すと、大変ありがたがってそれを飲んだのですが、すぐに苦しそうにそれを吐き出しました。そしてしばらく苦しんでいたかと思うと、彼の首から下の体が、どんどん生えてきたのです! しかし完全にその体が形成される前に、今度は体が水のようになって、消えてしまいました。また、そのそばにいた侍者のような女性も同様に、水のようになって消えてしまいました。
 どうやらこの聖者は、何らかの理由で首だけの存在にされてしまい、そこから解放されるための甘露を私が持ってくるのを、長い間待っていたようでした。

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