自己の放棄と確信
「自己」を放棄して
教えに基づいて全力で生きる。
最初は大変だが
正しくこのような努力をしていると、
自分がいるようないないような
不思議な感覚が生じる。
たとえば誰かが自分を褒めても、けなしても、
すべて自分と関係ないような
そんな感じになる。
そうしたら次にすべきことは
自信を持つことだ。
つまり自己を信じることだ。
自分を放棄する修行をしているのに、
自己を信じろというのは、
おかしなことだと思うかもしれない。
自己を放棄していくと、
その自我の領域が小さくなっていくと、
あるときから気づき始めるのだ。
その自我を覆っていた無限の空間に。
そちらのほうが本当の自分だったということに。
その無限なる自分を
その無限なる自分を土台として歩いている自分の道を
確信し、
一歩一歩、歩くのだ。
走ってもいい。