yoga school kailas

自己の放棄と確信

 「自己」を放棄して
 教えに基づいて全力で生きる。

 最初は大変だが
 正しくこのような努力をしていると、
 自分がいるようないないような
 不思議な感覚が生じる。

 たとえば誰かが自分を褒めても、けなしても、
 すべて自分と関係ないような
 そんな感じになる。

 そうしたら次にすべきことは
 自信を持つことだ。
 つまり自己を信じることだ。

 自分を放棄する修行をしているのに、
 自己を信じろというのは、
 おかしなことだと思うかもしれない。

 自己を放棄していくと、
 その自我の領域が小さくなっていくと、
 あるときから気づき始めるのだ。
 その自我を覆っていた無限の空間に。
 そちらのほうが本当の自分だったということに。

 その無限なる自分を
 その無限なる自分を土台として歩いている自分の道を
 確信し、
 一歩一歩、歩くのだ。
 走ってもいい。

share

  • Twitterにシェアする
  • Facebookにシェアする
  • Lineにシェアする