粒子
つかまるな、つかまるな
この世に。
固まるな、固まるな、
この世に。
忘れるな、忘れるな、
彼のお顔を。
止まらぬ音楽
流れる粒子
壮大なる絵画。
つかまるな、言葉に。
泳げ、泳げ、
歓喜の海を。
言葉の世界はどうでもよい。
そっちの価値観はどうでもよい。
変わらぬものを持ち続けろ。
あなたが愛する彼のことだ。
それのみが不変に
不変なるもののみが、君を救う。
すべての愛着は変化するが
不変なる愛着こそが
誠実なる帰依という不変なるものこそが
狂人のように、条件や理由を超えた帰依心こそが
君を救う。
あれはどうでもよい。
これもどうでもよい。
すべてはどうでもよい。
忘れるな、愛を。
本当の愛を。
あの喜びを
魂の歓喜を
忘れるな
計算するな。
計算は障害だ。
考えるな。
考えるなら
歓喜の叡智で考えるのだ。
凝固するな。
氷になるな。
水であれ。神と共なる。
氷になっている友を溶かせ
そのためには、熱い水であれ。
水になったときのみ、わかり合える。
概念は氷だ。
言葉は氷だ。
過去も未来も今もなく
あるもないもない、このもあのもない世界。
主の祝福によってのみ、鍵は開かれる。
熱意と愛によって、その祝福はやってくる。
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