幻を超えて
人の幸福をおもんばかる必要はあるが、
人の顔色をうかがう必要はない。
人の苦しみや喜びをわかってあげられる人にならなければならないが
人の観念に付き合う必要はない。
人の意見は尊重すべきだが
人の意見に左右されてはならない。
社会で生きている以上、守らなければならない決まりや秩序はあるが
心や考え方まで合わせる必要はない。
視野が狭いと言われようが
一つの点に狂喜して集中しない限り、本当に広い智慧と心は現われない。
人の気持ちをおもんばかるために客観性を身に着ける必要はあるが
自分が信じた道を行くときに客観性は必要ない。
あらゆる他の概念・思想を幻、悪魔の罠であると見て
今生を一つの理想に捧げる潔さと覚悟がない限り
本当の意味での真実は開かれない。
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