受け入れて流して軽くなれ
たとえば今年、経験しなければいけないカルマが1000個セッティングされているとき、
一つ悪いカルマが解放され、悪い現象が起きるたびに、強く心を動かし、心が引っかかり、とらわれていたならば
今年中にその1000個を消化することはできないだろう。
消化しなかったカルマは、また未来に解放されるカルマの方にプラスして蓄積される。
これを続けているとどうなるだろう?
嫌なことや苦しいことにいちいちとらわれ、心を悩まし、いつまでも引っかかっていると、
次のカルマがなかなかやってこない。
さらに、そのような苦しみの現象から逃げることを続けると、
解放されなければいけないカルマのストックは、どんどん重くなる。
そう、まさに重くなるのだ。
その人の人生、その人のカルマは、重くなるのだ。
重くなるとは、いわゆるタマスになることを意味する。
いろいろなことが、現象化しにくくなる。
思ったことが、かないにくくなる。
つまり、人生において自由度が少なくなるともいえる。
また、苦しみのカルマの現象化から逃げることによって、次にやってくるべき幸福のカルマの現象化も生じにくくなってしまう。
だから、いろいろな嫌なことが生じても、自己の悪しきカルマが浄化されたと考えて、とらわれずに喜ぶべきだ。
『私のカルマを浄化してくれてありがとう』
『私のたるんだ心を目覚めさせてくれてありがとう』
『私の心の問題点を教えてくれてありがとう』
『私の菩薩の心を鍛えてくれてありがとう』
このように、目の前の苦しみや、苦しみを与えてくれた人に向かって、心の中で言おう。
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