六つを捨て、六つを行なう
1 お前が嫌いだ。
2 私を愛して。私をわかって。(または、)あなたは信じられない。
3 すべて私のものだ。
4 私は私だ。私はここにいる。(またはその裏返しとして、)私なんてだめだ。
5 私は正しい。あなたは間違っている。
6 私は優れている。
簡単にいうと、これが、魂が無明にとらわれて生じる6パターンの意識状態だね。まあ、別の分け方もありますが。
この六つのすべての心の要素を、人間は持っているといわれます。そしてそのどの部分が強いかによって、その人の性格や、無智と苦しみのパターンが形成されていきます。
この六つにはまっている限り、私たちは無明の罠にかかっているわけで、どんなに表面上、正しく生きようとしても、なかなか真実をつかむのは難しい。
だから矯正手段として、これらの逆の生き方をするのがよいかと思われます。すなわち、
1 みんなが好きです。
2 私は誰に理解されなくても良い。神だけがわかってくれればよい。しかしみんなのことをわかってあげたい。
私は誰に愛されなくても良い。神に常に愛されているから。そしてみんなのことを愛したい。
3 私は神の愛以外、何もいらない。すべてみんなにあげます。
4 私は神の道具に過ぎない。しかしその意味で完全である。
5 いまだ未熟な私は、常に間違っている。すべての人を教師と見、常に何かを学ぼう。
6 私は神の僕である。
さあ、なかなか難しいね(笑)。でもそんなに難しくないかもしれないよ。このような思いで生きてみてください。最初は苦しいこともあるかもしれないけど、この実践は結果的に皆さんを強く幸福でおおらかにしてくれると思います。
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