仏教史年表(+ヒンドゥー教史、その他)(5)
804 延暦23 日本 空海(弘法大師)、最澄、藤原葛野麻呂とともに
遣唐使船で留学生として入唐する
805 延暦24 空海、惠果阿闍梨より伝法阿闍梨位潅頂を受ける
遍照金剛の灌頂名を受けて、真言宗第八祖となる
806 大同 1 空海、唐より帰朝する
最澄(伝教大師)(767~822)
天台宗を開く
比叡山延暦寺・一乗止観院
「末法燈明記」「照権実鏡」「守護国界章」
「法華秀句」「天台法華宗年分学生式」「八条式」
「四条式」「顕戒論」
812 弘仁 3 空海、高雄山寺にて金剛界、胎蔵界結縁灌頂を開壇
815 チベット レーパチェン王の元、仏教が栄える
インドの学僧が多数来る
シーレンドラボーディ、イェシェデなどにより、
経典翻訳
「マハーヴュットパッティ」(「翻訳名義集」)
816 弘仁 7 日本 空海、高野山開創の勅許を賜る
真言宗を開く
高野山金剛峯寺・東寺教王護国寺
「三教指帰」「請来目録」「般若心経秘鍵」
「秘蔵宝綸」「弁顕密二教論」「即身成仏義」
「吽字義」「声字実相義」
「秘密曼荼羅十住心論」
真済編「性霊集」
819 弘仁10 空海、高野山に結界を結び、伽藍建立に着手する
821 弘仁12 空海、讃岐国の満濃池修築別当に任ぜられる
822 弘仁13 日本 空海、東大寺に真言院を建立
景戒「日本霊異記」
823 弘仁14 空海、東寺を給預される
825 天長 2 空海、東寺講堂を建立
828 天長 5 空海、綜芸種智院を創設
835 承和 2 空海、高野山金剛峯寺、奥の院にご入定
真言宗年分度者の勅許
実慧(道興大師)(785~847)
東寺座主
836 チベット ランダルマにより、レーパチェン王殺害
廃仏強行
838 承和 5 円仁(慈覚大師)入唐(794~864)
天台・密教・悉曇を学ぶ
「入唐求法巡礼行記」
851 嘉祥 4 文徳天皇、嘉祥寺建立
853 仁壽 3 円珍(智証大師)入唐(815~891)
天皇・貴族に受戒
園城寺、延暦寺座主
安然(841~884)
台密を完成
「真言宗教時義」
真済(800~860)空海の弟子
「性霊集」
真然(804~891)空海の弟子
860 中国 宋(北宋)の建国
880 東南アジア カンボジアにアンコール・トム(都城)の建設
886 仁和 2 日本 光孝天皇、仁和寺建立
894 寛平 6 日本 遣唐使廃止
日本 益信(本覚大師)(826~906)
東寺興隆、仁和寺
宇多天皇に灌頂
聖宝(理源大師)(847~925)
修験道の基礎を固める
醍醐寺
良源(元三大師)(912~985)
天台教学復興、天台座主