仏教史年表(+ヒンドゥー教史、その他)(3)
508 中国 インドの菩提流支(ボーディルチ)(~527)が
洛陽に来る
「金剛般若経論」「十地経論」「入楞伽経」
「浄土論」「大宝積経」他、39部127巻訳出
インドの勒那摩提(ラトナマティ)が来る
「宝性論」訳出
インドの仏陀扇多(ブッダシャーンタ)が来る
「摂大乗論」訳出
法雲(467~529)
「法華義疏」
僧祐(4・皖~518)
「出三蔵記集」「弘明集」「釈迦譜」
宝唱
「名僧伝」「経律異相」「宝唱録」
慧皎(497~554)
「高僧伝」
楊衍之
「洛陽伽藍記」
522 継体16 日本 漢人鞍部司馬達等が仏像を奉じ来る
538 欽明 7 日本 百済の聖明王から仏像・経巻を贈られる
中国 武帝が盂蘭盆会を始める
菩提達摩(ボーディダルマ)が来て、禅を伝える
「絶観論」
インド 安慧(スティラマティ)(510~570)
「唯識三十頌釈」「中辺分別論釈」
「大乗荘厳経論釈」「大乗中観釈論」「大宝積経論」
護法(ダルマパーラ)(530~561)
「成唯識論」「成唯識宝正論」「大乗広百論釈論」
552 中国 灌頂(章安大師)が天台宗の基礎を固める
「涅槃玄義」
581 チベット 北インド・ネパール・唐から仏教や経典が入る
584 敏達13 日本 蘇我馬子が仏殿を設けて大会を行う
589 中国 隋が中国統一
593 推古 1 日本 聖徳太子が推古天皇の摂政となる
四天王寺、法隆寺学問寺
594 推古 2 三宝興隆の詔
596 推古 4 飛鳥寺(法興寺・元興寺)完成
603 推古11 冠位十二階
604 推古12 十七条憲法
605 推古13 鞍作鳥に銅・繍の丈六仏像造らせる(飛鳥大仏)
606 推古14 灌仏会・盂蘭盆会の法会が始まる
607 推古15 小野妹子らを遣隋使として派遣
611 推古19 三経義疏
618 中国 唐が中国統一
唐の高祖が仏教を国家的に支援
623 推古31 日本 止利仏師が釈迦三尊像をつくる(法隆寞燗ー)
624 推古32 僧正・僧都の僧制制定
625 推古33 高句麗の慧灌が日本に三論宗を伝来
629 中国 (~645年)玄奘、インド旅行
「大唐西域記」
経典76部1347巻を訳出
630 舒明 2 日本 遣唐使始まる
634 舒明 6 日本 役小角(役行者)(634?~701?)
639 舒明11 日本 百済大寺造営
645 大化 1 大化の改新
孝徳天皇が仏法興隆
十師・法頭を定める
インド 月称(チャンドラキールティ)(600~680)
「プラサンナパダー」「四百論註」「入中論」
法称(ダルマキールティ)(~650~)
「ニャーヤビンドゥ」「ヘートゥビンドゥ」
「プラマーナヴァールッティカ」
「プラマーナヴィニシュチャヤ」
密教(金剛乗仏教)栄える
660 斉明 6 日本 道昭が法相宗を伝来
669 天智 8 中臣鎌足が山階寺(興福寺)造営
671 中国 (~695年)義浄、インド・南海旅行
「大唐西域求法高僧伝」「南海寄帰内法伝」
678 天武 6 日本 道光が律宗を伝来
680 天武 8 薬師寺造営
684 天武12 僧正・僧都・律師を任命
700 文武 4 道昭没し、初めての火葬が行われる
東南アジア スマトラやマライ半島に大乗仏教が栄える
インド 寂天(シャーンティデーヴァ)(650~750)
「入菩提行論」(「菩提行経」)
「シクシャーサムッチャヤ」(「大乗集菩薩学論」)
「スートラサムッチャヤ」(「大乗宝要義論」)
東南アジア スマトラやマライ半島に大乗仏教が入り栄える