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今日のAMRITAチャンネル「聖典朗読『入菩提行論 第五章』」

 今日のAmritaチャンネルは、「聖典朗読『入菩提行論 第5章』」です。

 最近欧米や日本でも流行っている「マインドフルネス瞑想」のマインドフルネスとは、もともとは仏教やヨーガで使われる修行用語で、パーリ語でサティ、サンスクリット語でスムリティと呼ばれる言葉の英訳です。
 現代でおこなわれているマインドフルネス瞑想と呼ばれているものは、仏教のサティ、スムリティの瞑想の一部を現代風にアレンジしたものですが、これらには大きな問題があります。
 それは大前提としてのダルマがないということです。
 ダルマのないサティ、スムリティでは、一時的なストレス軽減などには役立つかもしれませんが、本質的なメリットはえられません。

 サティ、スムリティは、日本語では念、正念などと訳されます。そしてこの正念は、正智という言葉とセットで、正念正智という言葉でよく使われます。
 正念を保てているかどうか、自分の心を監視し続けることが正智です。

 では正念とは何なのか? ダルマに基づいた正念正智とは? 特に菩薩道のダルマに基づいた正念正智とは、どうすればいいのか?
 ――それについて美しい言葉で書き連ねられているのが、この入菩提行論の第五章です。
 
 入菩提行論はシャーンティデーヴァによる仏教の論書の傑作で、ダライ・ラマ法王がチベットから亡命するときに唯一持ち出した聖典としても知られています。

 そしてこの入菩提行論の核の一つともいえる重要性を持つのが、この第五章「正智の守護」の章なのです。

 菩薩道の正念正智、真のマインドフルネスの世界をお楽しみください。

 

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