今日の七人の聖者の言葉
過去のことは忘れなさい。
過去の生活というものは、誰にとっても暗く恥の多いものだ。
人間は、神の中に碇をおろすまでは、何をやっても頼りないものなのだ。
しかし、お前が今からでも霊的修行の道に入って努力するなら、未来は何事も好転してくるだろう。
――ユクテーシュワル
得ることと失うこと、快と不快、称賛と非難などの二元対立を超え、利得や安全に心煩わすことなく、
常に真我にとどまる自己を確立せよ。
――クリシュナ
過去において、自己だけを愛しく思い、他者を見放してきた。そしてそれにより、いまこの輪廻のあらゆる過失が起こっているのである。
遥か彼方の過去からの輪廻の過失を細かいものも粗雑なものをも断じ尽くして、無上の覚醒を得るためには、天秤の両方に釣り合いがとれるように、いままでは愛おしく思っていたもの(自己)と見放してきたもの(他者)との二つの比重を交換し、自己を見放し、他者だけを愛しいものである、と捉えなければならない。
――グンタン・クンチョク・テンペードンメ
修行者の徳を破壊する諸々の煩悩の襲いかかるとき、
四念処の棒をもって、それらを繰り返し撲滅すべきである。
――チュッラパンタカ
例えば、良く耕された田に、種子がもしも植えられるならば、
その実は豊かに結び、耕作者をも満足させる。
そのように、ヨーギーの心が、閑寂な所において浄化されるならば、
四念処の田において、その果は急速に増大する。
――アヌルッダ
蓮華座を組み、専念している修行者にとって、膝の高さにまで雨が降らなければ、彼の生活は安楽に住するものとなすに十分である
――サーリプッタ
なんびとも他人を欺いてはならない。たとえどこにあっても他人を軽んじてはならない。悩まそうとして怒りの思いを抱いて互いに他人に苦痛を与えることを望んではならない。
あたかも、母がおのが一人子を命をかけても守るように、そのようにいっさいの衆生に対しても、無量の(慈愛の)心を起こすべし。
また全世界に対して無量の慈愛の心を起こすべし。
上に、下に、また横に、障害なく怨みなく敵意なき慈愛を行なうべし。
立ちつつも、歩みつつも、座しつつも、臥しつつも、眠らないでいる限りは、この心遣いをしっかりと保て。
この世では、この状態を崇高な境地と呼ぶ。
――仏陀釈迦牟尼
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