ヴァイラーギャ・マーラー(放棄の花輪)(16)
14. この肉体は実体のないもの
この肉体は変化するものであり、滅びる運命にある。
それは汚物で溢れかえっている。
それは精子と卵子の産物である。
それは泡のように実体のないもの、つまり感覚上の世界にすぎない。
それは蜃気楼のようなものであり、ロープに紛れた蛇のようなものだ。
それは幻であり、影である。
おお、無智な人間よ! なぜそれを実在するものだと思い違うのだ?
あなた以上に愚かな者がいるだろうか?
もし死の使いが来るとして、返答を用意しているのか?
あなた以上の裏切り者がいるだろうか?
あなたは現世で安心していられるのか?
永劫不変の魂のみを実在だとみなすべきではないか?
肉体に関するこの間違った認識をやめ、
「アハム ブラフマースミ」「シヴォーハム ソーハム」
「サッチダーナンダ スワルーポーハム」を繰り返し唱えなさい。
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