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ラビア

ラビアは、病で床に伏し、
2人の聖者に見舞われていた。
イスラム教徒の間で重きを置かれていた
聖マリクと、賢者ハッセンである。
ハッセンは言った。

「祈りが純粋である者は誰でも、神の体罰に耐えられる。」

マリクはより深い感覚から
彼の経験について述べた。

「自らの師がお選びくださったものを受け入れ、愛する人は、
 体罰の中にあっても、歓喜に浸る。」

彼らの格言にふけりながら、
ラビアは自分に利己心がまだ残っている事を見抜き、
こう答えた。

「おお、祝福された人々よ、
 自分の師のお顔を拝む者は、
 祈りの中で、自分が懲罰を下されたなどと
 思い及ぶことさえないのです!」

――ペルシャ人の詩

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