パドマサンバヴァの秘密の教え(60)「六つのパーラミターの修習」
◎六つのパーラミターの修習
師パドマはこう仰った。
「ダルマを修習しているとき、六つのパーラミターによって修習せねばならない。」
ツォギャルは尋ねた。
「どのようにそれを修習するのでしょうか?」
師はこうお説きになった。
「一.出し惜しみせず、どんな偏見も心に抱かないなら、それは布施のパーラミターである。
二.煩わしい感情を巧みに手放したら、それは戒のパーラミターである。
三.怒りや憤慨から完全に自由になれば、それは忍耐のパーラミターである。
四.怠惰でも不活発でもないとき、それは精進のパーラミターである。
五.瞑想から逸れず、その味にも執着しないとき、それは瞑想のパーラミターである。
六.構成概念からまったく自由であれば、それは智慧のパーラミターである。」