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パトゥル・リンポチェの生涯(6)

 最終的に、彼は故郷のツァクチェンに戻りました。そしてツァクチェン谷にあるほとんどすべての僧院や隠遁所――特にゲコンとチャンマの隠遁所――を訪ね、入菩提行論やその他の大乗経典を教えました。
 しかし彼は、生涯の後半のほとんどを、彼の根本グルであるギャルウェ・ニュクが主に過ごしたツァギャ・ゴン周辺で過ごしました。そこはギャルウェ・ニュクの遺骨が骨箱に収められ祭られている場所でした。ツァギャで、彼は通年3ヶ月間の入菩提行論の教えと修行の講座、そして1週間の「アミターバの浄土」、「無限の光を持つブッダ」に関する教えと修行の講座を開きました。
 彼は、師の遺灰が収められた寺院に入るときはいつも、次のような大志を大きな声で口にしました。

「連続する一切の生において、決して悪友の影響を受けませんように。
 連続する一切の生において、髪の毛一本ほども、他者を害することがありませんように。
 連続する一切の生において、聖なるダルマの光から離されることがありませんように。」

 そして、経典から引用した詩を続けました。

「私から教えを受けた者はだれでも、そして私に会ったり、私の話を聞いたり、私のことを考えたり、会話の中で私に関して口にした者でさえも、悪趣に転生する扉が封印されますように。
 ポタラの最高の浄土に転生しますように。」

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