バクティの精髄(23)
◎サキャ・バーヴァ
神は友である。
彼は、この上もない至高なる仲間である。
彼は、唯一人の友である。
彼は、愛する友であり、守護者であり、導き手であるのだ。
彼は、献身者のことを、自分の友であると思っている。
――主はこう仰っている。
「私はわが信者のハートであり、わが信者は私のハートの中に住まう。」
このバクタは、神を、血縁、外見、立場、身なり、資質などにおいて、自分と同等の者であると見なしている。
さらに、このバクタが憑りつかれているバーヴァは、気兼ねの感覚に影響を受けることはない。
このバクタは、常に主との別離を深く感じている。
友とは、友との交流なしには生きられないものである。
友とは、共に食べ、共に語らい、共に生きるものである。
この献身者は、神なしには生きられないのだ。