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シュリークリシュナ・カルナームリタ(23)

 クリシュナに栄光あれ!
 あなたは、三界すべての中で最も慈悲深く、
 額に麝香のティラカをつけ、
 ヴラジャのゴーピーたちとの愛の戯れによって、
 愛と歓喜を高められるのです!

 ああ主よ、あなたが、あなただけが、わたしが敬愛する神様です。
 あなたは愛を与えてくださり、望みを叶えてくださる御方。
 あなただけがわたしの智慧、わたしの力、わたしの富、
 わたしの生命力、わたしの命の命なのです。

 ああ主よ、あなたの美を甘美に表現する力を、
 わたしの言葉にお与えください。
 そして、あなたの少年時代に思いを巡らせとき、
 わたしの頭を渇仰でいっぱいにしてください。

 祝福された幸運な魂が舌で味わうことができる、甘露のような遊戯を、
 わたしのハートの中に流し入れてください。
 あなたは、お茶目な子供時代に、ラーダーの邪魔をするために待ち伏せをしたりして、いたずらをしました。
 そして、あなたの蓮華の御顔は、あなたの横笛の歌に触発されて、陽気に動くのです。

 ああ主よ、あなたに確固たる信仰心をもって奉仕を捧げれば、
 わたしはいとも簡単に、あなたの神聖な少年のお姿を見ることができるでしょう。
 そして、”ムクティ(解脱)”は、合掌してわたしの間近に立ち、
 ダルマ、アルタ、カーマをすべて従えて、
 わたしに仕えるのを心待ちにしていることでしょう。

 あなたに栄光あれ、栄光あれ、栄光あれ!
 ああ主よ、あなたの聖なる御名は、三界すべてにとっての吉兆です!
 あなたに栄光あれ、栄光あれ、栄光あれ、主クリシュナよ!
 あなたは、耳、心、眼にとって、アムリタそのものです。

 クリシュナよ、あなたに礼拝いたします。
 あなたは、自然に押し寄せる超越的歓喜の洪水に何度も何度も熱狂する、敬虔な魂の恍惚境の中で光り輝いています。
 あなたに礼拝いたします。
 あなたは、栄光なるゴークラに光彩を添える御方であり、言葉と思考を超えたところで光を放つ、歓喜と愛に溢れる優しさという比類のない大海です。
 あなたが化身されるすべての栄光に、わたしは礼拝を捧げます。

 中心にダーモーダラ(クリシュナ)の不滅の名声を添え、
 イーシャーナデーヴァの蓮華の御足を飾る、
 あなたの詩の花束を、リーラースカが紡ぎ出しました。
 ああ、主クリシュナよ、これはわたしたちの耳にとってのアムリタです。
 何百カルパ経っても、この詩が聞かれ、唱えられ、歌われるために、ずっと流れ続けますように。

 彼らが詩を復唱することで、
 言語に絶するアムリタのシャワーが、幸運な魂の耳の中に何度も降り注ぎ、
 「クリシュナ・カルナームリタ」という歓喜の芳しい波を味わうでしょう。
 御眼美しきゴーピーたちの心と眼の中の奥深くにいらっしゃるクリシュナが、彼らの声と耳に流れ込んでくるでしょう。

 ああ、クリシュナよ、あなたの横笛のアムリタのような微細で柔らかな音色と、
 慈悲を帯びてより一層大きく開かれた御眼を常に心に思いながら、祈ります。
 わたしの眼が、どこを彷徨おうとも、
 あなたの美、愛らしさ、麗しさが常に、わたしの前に顕われていますように。

 これで、シュリー・リーラースカ・ビルヴァマンガラ・タクラによって著された「シュリー・クリシュナ・カルナームリタ」を終わります。

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