シュリークリシュナ・カルナームリタ(17)
ここに、わたしの命の命である、あのクリシュナがいらっしゃいます!
クリシュナはまさに気まぐれの極致です! あの”気まぐれ”なゴーピーたちの最終目的なのですから!
そして「賢さ」の権化であり、四面のブラフマー神の最高傑作、
良い芳香の中の最高峰であり、あらゆる遊戯(リーラー)の中の最高の化身であり、
最高の幸運であり、ヴラジャにとっての最高の吉兆なのです。
ああ、わたしの善行は成就したのです!
クリシュナがわたしの目の前に現われてくださったのですから!
クリシュナの御顔という月は、その甘美な優しさで、より一層清々しくなりました。
クリシュナは、横笛の穴から一音一音滴り落ちてくるアムリタを、わたしに振りかけてくださいます。
わたしの言葉は、ただクリシュナを表現するためにあるのです。
たとえめちゃくちゃでも、彼を言い表わすことは幸せです。
牛たちの守護者であり、同時に全世界の守護神である御方、
ラーダーのなだらかな胸とシェーシャナーガの上にもたれかかる御方、
栄華の権化クリシュナに、礼拝いたします。
クリシュナに何度も何度も礼拝いたします。
クリシュナの輝く御顔は、牛飼いの妻たちの胸の上で聖化されたクムクムの粉で飾り立てられています。
クリシュナは、横笛の歌の創作者であり、無数のブラフマー神の栄光を有しています。
ほら、わたしの命よりも大切なクリシュナが、ここにやって来られました!
陽気な様子で、ささやくようにチリンチリンと音を鳴らす足輪で少し重くなった、柔らかい蓮華の御足でゆっくりと近づいてきます。
クリシュナが近づいてくると、わたしはうっとりするような様々な横笛の歌を思い出すのです。