yoga school kailas

サーダナーの指針の花輪(641~650)

641.
 瞑想は、世界の憂苦と苦難を取り除く唯一の道である。
 瞑想によってあなたの神性は高まる。
 そして規則的な瞑想によって、霊的・精神的な道があなたの心に造られる。
 日々規則的な瞑想修行によって磨かれることによって、あなたの心は清浄であり続けるだろう。

642.
 準備修行と心の浄化をすることなくいきなり瞑想にジャンプしても、何の利点もない。
 ヨーガ的な戒律を少しも実践しなかった者、あるいは感覚・心の動き・心のけがれの制御を少しも実践しなかった者は、瞑想や精神集中の修行を実践することが非常に難しいと実感するだろう。

643.
 ちょうど朝、昼、午後、夜と一日四回食事を摂るように、毎日四回瞑想しなさい。あなたが速やかに神を悟りたいならば。

644.
 外側の音が聞こえなくなるとき、体と環境についての思考が消えるとき、内側の静かな安らぎ生じるとき――深い瞑想の最初のステージに入ったといわれる。
 そのとき、赤、青、緑などの様々な種類の光が行ったり来たりするのを見るかもしれない。
 光その他の経験は、瞑想における大きな進展の兆候であり、修行者を励ましてくれるものである。
 しかしそれらに満足せず、さらに高度なすべての経験の源であるゴールに向かって前進し続けなさい。

645.
 瞑想の間、あなたは自分の思考を支配して、神へのただ一つの思いの連続的流れだけがあるようにしなければならない。
 心を主ハリまたはあなたの好きな神のお姿だけに集中させ続けなさい。
 繰り返し繰り返し、心にその神の像を呼び起こしなさい。
 これによって、すべての神聖ならざる思いは、ひとりでに消え失せるだろう。

646.
 あなたは浮かれることなく、しかし陽気でなければならない。
 好ましからぬ環境の中にあって集中と瞑想を修行するならば、あなたは強くなり、意志力は急速に強められる。そしてあなたはダイナミックな人物になるだろう。

647.
 眠気は、瞑想における大きな障害である。
 これについてあなたは、用心深くなければならない。
 夜の食事は軽いものにしなさい。これは、瞑想においてあなたを助けることだろう。

648.
 落ち着きのなさ、疑念、眠気、怠惰、心の散乱、悪意、嫌悪、怒り、性的な楽しみに対する欲望――これらすべては瞑想の障害である。

649.
 あなたの理想神に集中しなさい。
 神にトラータカをし続けながら、マントラを繰り返しなさい。
 そうすれば、神の姿は心の中でクリアなものとなり、あなたはその姿で主を瞑想し続けることができる。

650.
 正しい瞑想修行は、修行者を、サマーディ、またはすべての世間の苦悩をまとめて破壊する超意識の頂点へと導く。そして求道者は、至福の境地で常に安らぐ。

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