サーダナーの指針の花輪(181~190)
181.
あらゆるところに、神の輝きを見なさい。
心を静めなさい。
思考を黙らせなさい。
神の源の中に深く入り、あなたが神であるということを知りなさい。
182.
親愛なる君たち、志を持つ者たちよ! 光の子供たちよ、アムリタ(甘露)の息子たちよ、不死と永遠の至福の子孫たちよ!
私は常にあなたたちと共にある。恐れるな。
我々は分けることができない。
安らぎは常に汝の上にある。
私の心の光は、あなた方すべてにそそがれている。
私の安らぎは、あなた方の魂に祝福としてそそがれる。
神の炎であるその光は、決して暗くなることはない。
あなた方をすべての暗闇から引き上げるために、永遠の光が輝くだろう。
その神の光は、あなた方の道における導き手となるだろう。
安らぎが、あなた方の意識とハートを満たすだろう。
オーム シャーンティ!
183.
自我意識のフィーリング、肉体を自分と同一視すること、そして「私のもの」という意識を、あきらめなさい。
真我の中にありなさい。
あなたはまさにこの人生において、ジーヴァンムクタ(生前解脱者)として輝くだろう。
184.
「私はエーカ(唯一者)であり、チダーカーシャ(無限に広がる純粋意識)であり、アカンダ(分割できないもの)であり、すべての存在の自己である、すべてに遍在する真我である。」
大いに努力して、この意識を確立するようにしなさい。
そのとき、心の不安や落ち着きのなさは消えるだろう。
あなたは永遠の至福を得るだろう。
あなたはジーヴァンムクタ(生前解脱者)となるだろう。
これについては塵ほどの疑いもない。
185.
鏡に映っているものは現実ではなく、ただの反射であるということは、あなたは十分に認識している。
あなたは、「鏡に映っているのは虚像で、この私だけがリアルである」と感じている。
同様に、この世界、肉体、そして心は、虚像である。
唯一の実在だけが、確固たるリアリティである。
真実には、あなたは至高の真我である。
あなたは唯一の実在と一つである。
常にこの見解を忘れずにいなさい。
あなたとってこの世界は、何の魅力もないものとなるだろう。
仕事に従事しているときでさえあなたは、永遠なる本性であるサハジャの境地を保ち続けるだろう。
186.
頭(ジュニャーナヨーガ)、心(バクティヨーガ)、そして手(カルマヨーガ)の三つが結合されなければならない。これで完全である。
あなたはシャンカラの智性とブッダのハートを持たなければならない。
スシュカ・ヴェーダーンティンたち(ドライで精髄を欠いたヴェーダーンタ的な話に時を費やす人々)は、救いがたい。
187.
親愛なる友よ、なぜあなたが、偉大な聖者にならないということがあろうか?
このカリ・ユガにおいては、神の悟りは、短期間で成就することができる。
それは主の恩寵である。
あなたは厳しい苦行を行う必要はない。
あなたは、1000年の間、一本足で立ち続ける必要もない。
188.
何らかのマントラのジャパを、一日21600回、行いなさい。
真理を語りなさい。
怒りを制御しなさい。
慈悲行を行いなさい。
神聖な意識を保ちつつ、師、年長者、聖者、出家修行者、バクタ、貧者、病人などに奉仕しなさい。
これらにより、あなたは安らぎ、至福、そして不死を得るだろう。
189.
結婚している人も、夜は一人で眠りなさい。
欲望があなたを煩わせるときはいつでも、次のようなことを自分に課しなさい。
ジャパの数を増やしなさい。一日2万回またはそれ以上、唱えなさい。
完全な一日断食を行い、その次の日はミルクと果物だけをとりなさい。
心の中でオームを唱えながら、シンプルなプラーナーヤーマを行いなさい。
ギーターのどれか一章を学びなさい。
沈黙を保ちなさい。結婚している人も、妻と話さないようにしなさい。軽薄な笑いをやめなさい。一人で部屋にいなさい。
何かに対して心を完全に集中させなさい。
これらはとても重要なことである。ブラフマチャリヤー(禁欲行)を維持するための、最高のサーダナーである。
(性欲などを刺激するような)香りや花などを使わないようにしなさい。
恋愛小説に触れないようにしなさい。
劇場と映画館を避けなさい。
粗末な寝床に寝なさい。
190.
マントラを唱えるときは、その意味も考えながら唱えなさい。
ラーマ、シヴァ、クリシュナ――これらすべては、サット・チット・アーナンダ(絶対なる実在・純粋意識・純粋歓喜)、高潔、純粋、無垢、完全な光輝、不死などをあらわしている。