グル・バクティヨーガ(65)「タマス性とサットヴァ性」
◎タマス性とサットヴァ性
怒り、貪り、不誠実、残忍さ、要求、偽善、言い争い、悲嘆、迷妄、意気消沈、苦悩、眠り、恐怖、怠惰は、何度生まれ変わっても乗り越えることのできないタマスの特性である。しかし、信と献身を持ってグルに捧げられた個人的な奉仕は、それらの不純性をすべて取り除くであろう。
グルと神の言葉への信は、サートウィック(サットヴァ的)である。
グルが食べ残した食事のおさがりは、最もサートウィックな食物である。
グルへの個人的な奉仕から生じる至福は、サートウィックである。
賢明な弟子は、感覚と心を制御して、師を礼拝すべきである。
心を師の御足に明け渡していない者が行うタパス(苦行)、慈善、放棄、聖典の徹底した教学、講演、独居、沈黙行などに、何の価値があろうか。
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