グル・バクティヨーガ（２２）「瞑想の準備」

◎瞑想の準備

　グルの瞑想のために、すべてのものをサートウィックにしなさい。場所、食物、衣服、付き合い、本など、すべてをサートウィックにすべきである。

　グルの瞑想は、どんなことがあっても放棄してはならない。

　ただ純潔な生活を送るだけでは、神を悟るのに十分ではない。グルを絶え間なく深く瞑想することが、絶対的に必要である。

　輪廻の苦悩と苦痛から解放されたいならば、あなたはグルのお姿を深く瞑想しなければならない。

　グルの瞑想によって、欠くことのできない経験、あるいは直接的叡智のための準備をする。

　弟子は、肉体的な欲求、食物、衣服、住まいなどについて思い悩む必要はない。すべてはグルの恩寵によって養われる。

　グルの瞑想は、弟子にとっての唯一の価値ある財産である。

　神は、グルのお姿を通じて求道者を導かれる。

　人は、グルに奉仕し、グルが命ぜられたことを嫌がることなく、そして自分の観念を入れずに、すべて行わなければならない。

　グルがあることを為すように命ぜられたら、弟子はそれに絶対的に従うべし。

　そのようなグルへの服従が必要とされるのである。これはニシュカマ・カルマ（果報を期待せずに為す行為）の精神であり、師の聖なる命令であるからという理由のみで為す行為である。そのようにしてのみ、心の不純性――カーマ（愛欲）、クローダ（怒り）、ローバ（貪欲）――は破壊されるのだ。

　四つの手段を身につけた弟子は、神ご自身に他ならないブラフマニシュタ・グル（ブラフマンの叡智を得たグル）の前に座り、彼からマハーヴァーキャ（偉大なる智慧の言葉）を聞くに相応しい。