グル・バクティヨーガ(16)「弟子の資格」
◎弟子の資格
弟子は、あらゆる妬み、嫉妬、プライド、執着から解放されており、グルに献身し、短気でなく、真理を求めることに専心していなくてはならない。
弟子は、グルの過失を探してはならない。
弟子は、グルの前で不必要な話や、無駄話にふけってはならない。
師を、聖火を点火するときのための二つの木片(アラニ)の主要な方の木片と見なし、弟子をもう一つの木片と見なしなさい。そして教えは、その二人を繋ぐ中心の木片であり、それらの合一が叡智である。それは幸福をもたらす。
このようにしてグルから得た純粋な智慧は、マーヤー(幻影)を取り除く。
グルのお世話を通じて、ただお一人の主がマーヤーによって多くのものになっていらっしゃると知る者は、真理を知り、ヴェーダを理解する。
グルへの奉仕と礼拝によって得た一心の信仰によって磨き上げられた叡智の斧で、落ち着いて着実に、輪廻の樹をバラバラに切りなさい。
師は、救命艇の舵取りであり、神はそれを走らせる順風である。
世俗にうんざりし、冷静さに恵まれ、師に教えてもらったことを熟考することができるならば、彼の心は、瞑想の修習の功徳によって、その悪しき性向を放棄するであろう。
師から正しくマントラを授かれば、マントラの純粋性が生じる。
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