アラク・ド・ガクへのアドヴァイス(3)

飢え、渇き、寒さといった肉体の苦しみ、
悲しみ、恐怖、あらゆる心の苦悩は、
教えによって浄化の道を深めることができる。
拒絶や耽溺に縛られず、心を飾るのだ!
愚者が渇望する五感の快楽は、
天界のように、孤独の中には見出せない。
しかし賢者が称えるダルマの喜びは幾百もあり、
孤独な森の中に、トゥシタ天の楽園よりも豊かに存在するのだ。
苦しみを精進の糧と見る菩薩には、
ダルマの修行に逆らうものなど何一つない。
たとえ無数の魔の軍勢が敵として現われようとも、
逆境を味方とする賢者に、どうして影響を与えられようか。
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