「私が見たブラフマーナンダ」より「我が師」(6)
わたしがマハラジの従者だった頃、ある朝、ベランダの椅子にお座りになっていたマハラジは、わたしにこうおっしゃいました。
「アバニ、君はベンガルの菓子が恋しいに違いない。しかし、いいかね。ジャパムを行い、何かを望めば、それは叶うのだよ。」
このようにおっしゃると、しばらくの間、彼は目を閉じ、指先でジャパムを数えていらっしゃいました。
一時間かそのくらいの内に、メーラトから三人のベンガル女性信者が僧院に到着しました。彼女たちはさまざまな種類の菓子を用意して持ってきました。それらは神へ捧げられ、わたしたちは皆でプラサードをいただきました。
わたしは疑い深い性格でしたので、その朝、ベンガルの信者たちが来るという知らせを受けていたマハラジが、わたしをからかっておられるのだと思いました。
ことの真相を確かめるために、わたしはその信者たちに近づき、尋ねてみました。
「母よ。あなたたちは今朝ここに来るとマハラジに頼りを送ったのですか?」
彼女たちは、
「いいえ、わたしたちはマハラジを驚かせたくて、お伺いするということをお知らせしませんでした」
と言いました。
わたしはすぐに彼女たちに返答しました。
「ではお尋ねしますが、マハラジをお訪ねになるたびに、あなたたちは菓子を持ってこられるのですか?」
すると彼女たちはこう答えました。
「まさか。いいえ、わたしたちが菓子をお持ちしたのはこれが初めてです。」
このようにしてわたしは、自分の推測が間違っていたということを理解したのでした。