「睡眠の光明を生じさせる方法」
◎睡眠の光明を生じさせる方法
【本文】
2.睡眠の光明を生じさせる方法
睡眠の光明を生じさせる場合には、まず栄養のある食物をとり、寒すぎず暑すぎない環境の中で寝るように心がける。
また、ある教えには、なかなか睡眠の光明を生じさせられない場合は、2、3日間眠らずにいてからやってみるべきだとも述べられている。
この睡眠の光明っていうのは、前の方でも出てきましたけども、つまり寝るときってわれわれは心臓に必ず意識が――意識っていうかな、エネルギーが集まるようになってるんだね。寝るときってね。で、死のときもここに集まります。で、光のヨーガでもここに集めようとしてるんです。で、寝るときは頑張らなくても自然にここにエネルギーが集まるから、それをうまく利用すれば、この光のヨーガ、光明というものを経験しやすいんですね。よって睡眠を利用した修行をしたりするんですね。
そのまず基礎的な話として、「まず栄養のある食物をとり、寒すぎず暑すぎない環境の中で寝るように心がける」ということだね。だから例えば、寒い中で頭陀の修行として寝ると。それはもちろん素晴らしいことだと。あるいは超暑いときに、もちろんクーラーとか入れずに、もう苦行として寝ると。それはもちろん素晴らしいけども、それは心を鍛えるとかカルマを落とすとかいう意味では素晴らしいけど、光のヨーガには向いてないと(笑)。光のヨーガをやるときは、非常にゆったりとしたいい環境で、ある程度の栄養も摂って寝た方が、その状況は作り出しやすいですよっていうことですね。