◎四段階のアムリタ
ここまでクンダリニーが上がり出すと、これも人によってだけど、よくね、気絶する人がいます。
つまり慣れてないんだね。頭にそんだけ気がガーッと集まることに慣れてないから。
例えば修行したりしてて、ふっと気を失う人がいる。まあ、それはなんていうかな、意識がエネルギーについていってないんだけども、そういう現象もあるっていうのも覚えておいてください。
はい、そしてクンダリニーがグーッてここに集まり出すと、これもいつも言っている次のエネルギー、甘露、アムリタってやつが生じますね。
ちょっと言葉の勉強をすると、サンスクリットでこの「ムリタ」っていうのは「死」のことです。死。「ア」っていうのは否定なので、つまり「不死」。つまり直訳すると「不死」。で、意訳して「甘露」っていってるんだけども。だから合わせると「不死の甘露」とかいう言われ方をするね。
不死の甘露、アムリタ。アムリタと呼ばれる真っ白い新たなエネルギーが頭に発生します。
これは私もたくさんの経験があるのではっきり言えますが、本当に物理的に実際に発生します。頭の中でじわーっとエネルギーが発生しだします。そしてこれがチャクラを満たしていきます。
ところで、このアムリタにも段階があります。一番低い段階のアムリタは、氷のようです。つまり固体的な感じがする。頭に氷があるような感じがする。で、ひんやりと冷たい。
次の段階のアムリタは、水のようです。つまり液体状。頭になんかひんやりとした冷たい水があるような感覚。
第三段階のアムリタは、冷たくなくてただ……冷たいアムリタっていうのは気持ちいい場合とそうでない場合があるんだけど、第三段階では冷たくなくてただ気持ちいい。
第四段階では、光そのものになります。
私は第三の歓喜のアムリタっていうのはいつも経験してますが、光のアムリタっていうのもたまに経験します。光そのものがぽたぽたとこう落ちてくるのが視覚的に見える。
じゃなくて普通はね、いろんな人の経験を聞いていると、水のアムリタの経験が非常に多いね。頭が非常に気持ちよくて冷たいんだと。こういうのが発生してきたら、あ、アムリタが発生し出しましたということだね。
-
前の記事
8・1 大阪ヨーガ講習会 -
次の記事
◎経験すべき教え