2 懺悔の瞑想
2 懺悔の瞑想
この瞑想は、毎日最低一回は行なうとよいでしょう。
頭上に、白く光り輝く大きな蓮華の花をイメージします。
その蓮華の中心に、自分の好きな神またはブッダなどが、蓮華座を組んで座っている様子イメージします。
師がいる人は、その聖なる存在が自分の師と同一であると考え、顔を師の顔でイメージします。
心の中で、その頭上の聖なる存在に対して、懺悔を行ないます。
懺悔は、以下のようなポイントをそなえるようにします。
①過去の悪業の告白
②もう二度とそれをしないという決意
③聖なる存在への懺悔によって、罪が浄化されたという確信
懺悔する内容は、過去に積んでしまった悪業、実際には行なっていないが心に思ってしまった悪い思い、あるいは現在も持っている自分の悪しき傾向などです。
一通り懺悔を終えたら、この懺悔の瞑想によって自分の悪業が浄化され、頭上の聖なる存在と合一する準備が整ったと考えます。
そして頭上の聖なる存在が、蓮華の花とともに、自分の頭上から溶け込んでくるイメージをします。
そして少なくともこの瞑想の間に限っては、自分が、普段の汚れた自分ではなく、先ほどまで頭上にイメージしていた聖なる存在と完全に合一し、自分自身が聖なる存在そのものになったと強く思い、その非常に気持ちの良い、安定した、光り輝く状態に安住し、しばらく瞑想します。