スワミ・トゥリヤーナンダの書簡集(43)
1915年7月11日
アルモラにて
親愛なるギリジャへ
一昨日、あなたの手紙を受け取り、うれしく思いました。
あなたは順調にやっているようですね。そのように続けてください。けっしてこのスワミ・ヴィヴェーカーナンダの格言を忘れないでください。
「公明正大であってください。――共に行動する仲間があなたにいようといなかろうと。」
あなたは他の誰に助けを求めるべきでしょうか? 師はよくこうおっしゃっていました。「それは私と私の母なる神とにです」と。それだけでいいのです。他の誰が必要でしょうか? 大切なのは粘り強く理想を貫くことです。もしあなたがそうできるなら、段々とすべてのことは好ましくなるでしょう。師をつかんで離さないでください。後にあなたは驚くべき結果を目の当たりにするでしょう。
師はよくこうおっしゃっていました。「カスタード・アップルの模造品は、人に本物を思い出させます」と。同様に、師のお写真はあなたに師ご自身を思い出させます。彼のお写真に彼の存在を感じ、彼に奉仕や礼拝をしてください。きっとあなたに彼の魂が染み込んでくるでしょう。
ただ自分自身を主のお仕事に従事させると決心すればいいのです。他の人たちには彼らの好きな場所へ行かせればいいのです。そしてあなたは愛する師ととともに、あなたの場所に静かにとどまればいいのです。
あなたの体と心を彼に没入させてください。走り回って何を得るというのでしょうか? 月日は過ぎ去っていき、けっして戻ってきません。自分の大切な目的を忘れてないでください。師をまさにあなた自身にしてください。そのとき、一切のことはおのずと進んで行くでしょう。師に献身し、サーダナーを実践したいと思う者には、どうかあなたと一緒にとどまらせてあげてください。もし僧たちが托鉢で生きるとしても、何の問題もありません。
アトゥルが言っていたところによると、当初、あなたは家を手に入れることにとても強くこだわり、今それを手にしましたが、そこに住む人はいません。そしてまた一方、あなたの場所は人がいっぱいになり、全員を収容できなくなるということが起こるかもしれません。すべての仕事は様々な段階を通過します。人には無期限の忍耐が必要です。もし人が貫くならば、それからしばらくすると、あらゆることが好ましくなります。人は忍耐力がないために、何も成し遂げることができないのです。成功は、忍耐を持って続ける者には必然の結果なのです。
現在、わたしはカンカルに行く予定はないのですが、それはわたしがあなたのことを思いやっていないという意味ではありません。わたしはあなたを心から応援しています。恐れることなく、心から修行を続けてください。他の人たちがあなたのことを何と言っても、それを気にしないでください。けっして自分の霊性の道から外れてはいけません。あなたは成功するでしょう。わたしはそう確信しています。主に勝利あれ! しっかりと身構えて、その仕事に飛び込んでください。
愛と最高の願いを込めて
トゥリヤーナンダ
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