◎ブラフマ・ランドラ
はい、そして三つの結節が破れてやっと、エネルギーがこの頭の穴に入ります。ここに穴があります。これをブラフマ・ランドラといっています。ブラフマ・ランドラ。
これはまあ直訳すると、ブラフマっていうのは「梵」とか「神聖な」とか、あるいは神の名前ですが、ランドラというのは「洞穴(ほらあな)」とか「洞穴(どうけつ)」。まあ「穴」って意味だね。ブラフマの穴。それがここにある。
ここにクンダリニーが流入し出します。
ところで前にも言いましたが、クンダリニー・ヨーガのシステムというのはあまり実際は知られていない。
日本でちょっと流行っているクンダリニー・ヨーガとかあるけれど、あんなのは全然お遊びです。あれは全くクンダリニー・ヨーガじゃない。
近代でクンダリニー・ヨーガを最もちゃんとやっていたのはチベット仏教です。
チベット仏教のシステムというのはかなりクンダリニー・ヨーガです。特に「完成のヨーガ」と呼ばれるシステムね。いろんな段階があるんだけど。
一般にはクンダリニーは単に上がって頭に到達したらそれで終わりだみたいな言い方されてるけども、そんなことはなくて、もうこんなのはまだ序の口なんだ。
この結節を全部突き破ってクンダリニーがやっとここに来ましたと。ああ、やっとここまで来ましたかと。ね。でもまだ序の口の段階です。もちろん素晴らしい段階ではあるけどね。
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