パドマサンバヴァの秘密の教え(53)「十五の逆の状況」
◎十五の逆の状況
師パドマはこう仰った。
「ダルマを修習しているとき、止めなくてはならない十五の逆の状況が起こる可能性がある。」
ツォギャルは尋ねた。
「それらは何でしょうか?」
師はこうお説きになった。
「意味のないうわさ話、冗談、軽い言動は、瞑想の邪魔になる三つの障害である。故にそれらを止めなさい。
親戚、友達、弟子達は、ダルマの修習から気をそらす三つの障害である。故にそれらとの付き合いを止めなさい。
物質的なもの、ビジネス、娯楽は、ダルマの修習には邪魔になる三つの障害である。故にそれらを止めなさい。
利得、名声、栄誉は、ダルマの修習には束縛となる三つの障害である。故にそれを捨てなさい。
睡眠、怠惰、怠慢は、ダルマの修習の敵である狡猾な障害である。故にそれを止めなさい。
いずれにしても最も危険なことは、ダルマを修習しているときに、ダルマの修習を止めるように説得されることである。」
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