グル・バクティヨーガ(34)「服従の価値」
◎ 服従の価値
服従とは、貴重な美徳である。なぜならば、もしあなたが服従という美徳を開発しようとするならば、真我の悟りの道における最大の敵であるエゴは、徐々に根絶されるからである。
グルに完全服従することは、難しい課題である。しかし誠実さを持ってトライし続けることによって、それは容易くなる。
一般的な活動でさえ、多大な苦労を要する。ゆえに、霊性の道においては、何かしらの戒律に自らを従わせる準備をし、師への服従を培うように努力しなければならない。
礼拝、花輪の供養、そして他の礼拝や崇拝などの内なるバーヴァの外的な現れよりも、グルへの服従は遙かに素晴らしい。
グルへの服従は、彼に対する真の崇敬を教えてくれる。
服従とは、グルが望むやり方で行動しようとするという意味である。
仮に、グルがある事を為すことを望んでいないということがわかっているならば、それをしてはならない。それもまた服従である。
たとえ、地球上の大変価値のあるものすべてを所有しているとしても、その者の心がグルの蓮華の御足に固定されていなければ、彼は何も所有していないということになる。
真理とは間違いなく一元性のものであるが、人は、二元的な経験の膨大な時間を通して、最終的に一元性、意識の頂点に至らなければならない。それに至るプロセスにおいて、グルの蓮華の御足への信仰が最も必要なものである。そしてそれはサーダナーの中で最高のものである。
何度も何度も、自己をグル・バクティに確立し、さまざまなメソッドを用いるようにすべきである。
グルは、各々の弟子が受け入れられる形で、各々の薬(教え)を投与する。
「グルの蓮華の御足にしがみつきなさい。」――これがサーダナーの秘密の土台となる。
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