八十の個人的アドヴァイス(35)

35.
ブッダに背く十の道がある。
たとえ全世界が敵意をもって対抗してきたとしても、絶対の本性から迷ってはならない。迷えば、三世のブッダを裏切ることになる。
何事にあっても、不生なる絶対の本性の連続性から迷ってはならない。迷えば、三世のブッダを裏切ることになる。
たとえ命に代えても、決して真理のダルマを忘れるな。もし忘れるならば、三世のブッダを裏切ることになる。
尊き師とのサマヤを、一粒の塵ほども損なうな。もし損なうならば、三世のブッダを裏切ることになる。
今生で名声を得るよりも、心の訓練に全力を尽くせ。現世のことに心を奪われ、心の訓練に励まなければ、三世のブッダを裏切ることになる。
尊き師をヴァジュラサットヴァそのものと見なし、敬慕の念を抱け。そうしなければ、三世のブッダを裏切ることになる。
内外のあらゆるものは心であることを知り、執着も嫌悪も抱くな。もし抱けば、三世のブッダを裏切ることになる。
大いなる慈悲を育み、衆生のために働け。もし己のためだけに努めれば、三世のブッダを裏切ることになる。
あらゆる二元的な概念は悪魔の所業である。ゆえに主体と客体の二元性など存在しないことを知れ。もしそうしなければ、三世のブッダを裏切ることになる。
この身を支えとして、ブッダの境地を求めるために正智してあれ。もしそうしなければ、三世のブッダを裏切ることになる。
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