八十の個人的アドヴァイス(6)

(2)戒
6.
十の事実がある。
ブッダの教えが存在していることと、あなたがそれに帰依をすることが一致するならば、それはただ、あなたが過去世で功徳を積んだということである。
もしあなたがブッダのダルマに興味を持ち、その教えを持つ師に出会うならば、それはただ、盲人が宝石を見つけたということである。
信仰、精進、智慧が、欠陥のない身体と共に生じるならば、それはただ、ダルマを修行したカルマの結果である。
もしあなたが輪廻に生まれ、親族から口やかましくがみがみ叱責されるならば、それはただ、修行に入ることを熱心に勧められているのだ。
もしあなたが物を持っていて、それを乞う者がいて、それをあなたが喜んで与えるということ、これらが重なるなら、それはただ、布施が完成しつつあるということである。
修行しているときに苦しみのダムが決壊するなら、それはただ、自分の悪しきカルマが浄化されているのだ。
もし人々が、何も悪いことをしていない修行者を敵対視するなら、それはただ、彼を忍辱の道に導いているだけである。
もしあなたが完全な帰依心を持つことと、指示を実践することが一致するなら、それはただ、あなたがカルマの終わりに来たということである。
自分の死への恐怖と他の人々の死が重なるなら、それはただ、輪廻から心を解放するときが来たということだ。
世俗の仕事をまず終えてから、その後に少しダルマを修行しようと思うなら、それはただ、悪魔の遅延戦術に過ぎない。
-
前の記事
八十の個人的アドヴァイス(5) -
次の記事
八十の個人的アドヴァイス(7)