寂しさの穴
心に寂しさの穴があるね。
それを埋めるために、今まで、恋人とか、遊びとか、いろいろなものを埋め込んできたんだね。
でもぴったり穴に合うものなんてありはしない。だから妥協するしかなかったんだね。
しかもすべては無常だから、埋まったと思っても、また穴に隙間ができたり、穴がより大きくなったりもする。
これからは、何かで埋めるのではなく、静かにその穴を見つめてみよう。
そこは心の奥底への入り口なんだからね。
怖がらずに、心の奥に入るんだ。
いろんな化け物がその中にはいるだろう。
憎しみとか嫉妬とか執着なんかの化け物がね。
そいつらを一つ一つ整理していけ。
トンネルを抜けたら、光の世界を見つけるだろう。
それはもともとそこにあったもの。
そこへの壁を作ってきたのは、自分自身だったと知るだろう。
内側に光の世界を見つけたら、
外側の世界も光り輝いて見えるだろう。
なぜならこの世は、心の鏡に過ぎないから。
-
前の記事
修行の方法――念正智 -
次の記事
サーラダー・デーヴィー(2)