二つの境地
最悪の敵は、自己の観念である。
この世界はすべてそれでできているから。
観念、概念、二元性を超えたあの境地にアクセスすること、
それが智慧と至福の鍵。
しかしいきなりそこへ行けるわけではなく、
行ったとしてもキープし続けるのは難しい。
よって観念さえも味方につける。
つまり肯定的な、教えに基づいて浄化された目でのみ、一切を見る。
もちろんそのためには教えをしっかり学び、考え、瞑想し、実践することによって、その聖なるデータを心の連続体に刻み付けることが必要だ。
こうして、二元の観念世界さえも、智慧と至福と慈愛で満たしていく。
そのようにして作られた至福の二元の観念的世界に、他の衆生も引っ張りこんでいき、そして最終的には、彼らを二元を超えたあの境地に導いていく。
それが菩薩行。そのためには自分自身がその二つの境地を確固たるものにしていかなければならない。
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