ヨーギン・マーの生涯(2)
興味深いことに、ヨーギン・マーの母方の祖母が、おそらく1870年代後半に、ドッキネッショルでシュリー・ラーマクリシュナに会っていたのです。
当時ケシャブ・チャンドラ・センが、彼の新聞や雑誌にシュリー・ラーマクリシュナについて書いていたので、カルカッタの人々は彼のことを知っていました。
ヨーギン・マーの祖母は新聞で師について読み、彼に会うためにドッキネッショルに行きました。
驚いたことに、そこに到着して彼女が最初に遭遇した人が、シュリー・ラーマクリシュナご自身でした。
服装や外見について何も変わったところがなかったので、彼女は、彼が誰であるか分かりませんでした。
彼女は師に呼びかけ、尋ねました。
「どこにラーマクリシュナ・パラマハンサはいらっしゃるのですか? どうしたら彼にお会いできるのでしょうか?」
師はお答えになりました。
「私が彼について何を知っているというのですか? 一部の人々は、彼を『パラマハンサ』と呼んでいます。ある人々は彼を『若い僧』と呼びます。また他の人々は『ガダーダル・チャットーパーディヤーエ』と呼びます。どうか他の誰かに彼を見つける手助けを依頼してください。」
残念ながら、そのときにはそれ以上の進展はありませんでした。
ともかくシュリー・ラーマクリシュナのことはおそらくそれほど重要ではなかったのだろうと考え、彼女は興味を失いました。彼女はしばらく寺院の庭園の周りを歩いた後、家に帰ったのでした。
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