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スワミ・トゥリヤーナンダの書簡集(22)

                             1912年12月14日
                             ヴァーラーナシーのラーマクリシュナ・アドワイタ・アシュラムにて

 親愛なるシュリーダル[スワミ・ニルパマーナンダ]へ

 12月10日付けのあなたの手紙を受け取りました。
 けっして神のことを考えることをやめてはいけません。あなたが喜びを感じようが感じまいが、習慣的に毎日瞑想を続けてください。もしあなたがしっかりと実践できるなら、再び至福を経験するでしょう。偉大な聖者ヴィヤーサはこうおっしゃっています。
「胆汁の分泌に異常が起こると、砂糖は口の中で良い味がしなくなります。しかし、もし人が毎日熱心に砂糖を取り続けるなら、彼の胆汁障害は治り、徐々に砂糖の味を感じるようになるでしょう。」
 同様に、人はアヴィディヤー、つまり無明のために霊性の修行の喜びを味わえないのです。しかし、人が愛と情熱を込めて日々ジャパや瞑想を続けるなら、無明から来る彼の陰鬱は消え去り、神の愛が現われます。したがって、けっして霊性の修行をやめてはいけませんし、むしろ心を込めてそれらを行なってください。実際にあなたはそれらから喜びを得るでしょう。

 なぜあなたはそんなにも行為の結果を気にするのですか? あなたのなすべきことをし続けてください。この世界では、雇用者は被雇用者に賃金を支払います。あなたが神のために働くなら、彼があなたに何も与えないなんてことがあるでしょうか? あなたの義務を果たしてください。「わたしは何も達成していない」とか、「わたしは何の進歩もしていない」とか、このような不満を言って、あなたは何を得られるというのでしょうか? むしろ黙ってあなたのなすべきことをし続けてください。そして、結果はおのずと生じるでしょう。神秘的な聖者ラームプラサードはこう歌っています。

 「生まれ持った農夫としてのあなたの仕事を
  しっかりと行ないなさい。
  あなたの心のすべてを込めて励みなさい。
  そのときあなたは黄金色の収穫を得るでしょう。」

 それがすべてです。忍耐が必要です。種は植えてすぐに果実を実らせるでしょうか? 耐えてください。人はさまざまな苦難――種を守り、水をやり、雑草を取り、害虫から守り、ヤギや牛を防ぐために柵を作るなど――のあとに収穫を得るのです。これ以上何を言いましょうか?

                             あなたのやすらぎを願う者
                             トゥリヤーナンダ

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