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シュリークリシュナ・カルナームリタ(21)

 クリシュナに帰依いたします。
 あなたは宇宙のすべての者たちの避難所であり、
 人間の姿をおとりになって、クジャクの羽を飾られ、
 円満なる愛の究極の目的であられるのです。

 ああ主よ、今日に至るまで、ウパニシャッドの数千人の聖仙たちが、
 眼で、あるいは心の内で、あなたを見ることが叶いませんでした。
 あなたは一体、どれほどの恩寵をくだせば、
 長年に渡って悩み苦しんできたわたしの瞳に映ってくださるのですか?

 ああケーシャヴァよ、あなたの月のような御顔の眩い輝きは、一体何なのですか?
 あなたの表現不可能なこの顕現は、一体何なのですか?
 あなたのその輝きと顕現を、あなたとその資格がある者たちで味わいましょう。
 わたしはただただ、何度も何度も何度も、あなたに礼拝いたします。

 ああ主よ、あなたの月のような御顔に負けた月は、
 あなたの御足に庇護を求め、十の部分、つまりあなたの御足の爪に分かれました。
 それによって、あなたの御足の爪は、以前にも増して眩く、美しくなったのです。
 ああ主よ、あなたのお慈悲の現われは、たとえ幾ばくかであっても、なんと素晴らしいのでしょう!

 ああクリシュナよ、蓮華とあなたの御顔をどうして比較できましょうか?
 月だって、新月には卑しい(暗い)状態になります。
 わたしは何と言えばよいのでしょうか?
 この宇宙に、あなたの御顔の愛らしさと比べることができるようなものが存在するでしょうか?

 よろしければお聞きください。古代の類稀な詩人さえ気付くことができなかった、このことを――
 月の光は当然、アーラティの儀式であなたの月のような御顔を礼拝する義務を、永い間受けるべきでしょう。

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