グル・リンポチェ(大聖パドマサンバヴァ)(8)
◎ネパールのシャーキャデーヴィー王女
マーマキーの化身であるシャーキャデーヴィーの父親はネパールのプンニャダラ王でしたが、母親がシャーキャデヴィーを生んで死んだため、シャーキャデーヴィーも母親の遺体と共に死体捨て場に捨てられました。しかし彼女は不思議なことに猿によって育てられ、ダーキニーの吉兆なあらゆるサインを授かっていました。
その後、シャーキャデーヴィーはグル・リンポチェに教えを授かり、現在のカトマンズ渓谷のパルピンとして知られるヤンレ・ショで、シュリー・ヘールカの9人の神々を瞑想するためのグル・リンポチェの霊的援助者になりました。グル・リンポチェはマハームドラーの悟りを得、シャーキャデーヴィーはマーマキーの成就を達成し、生涯の最期にはヴァジュラの光の身体を得ました。
シャーキャデーヴィのサポートによって、グル・リンポチェは、敬虔な信者たちのための望みをかなえるために様々な形で現れ、あらゆる神通力を意味する20の名前で知られるようになりました。シャーキャデーヴィーは、教えをテルマとして隠す伝統においてグル・リンポチェを初めて刺激した人物であるため、グル・リンポチェの信奉者は特にシャーキャデーヴィーに感謝しています。
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