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グル・バクティヨーガ(82)「師の礼拝」

◎師の礼拝

 祝福された師への奉仕ほど、有益で、魂を引き上げてくれる奉仕はない。

 聖なる師への奉仕の他に、真の休息は得られないだろう。 

 グルの恩寵は、人生に真の意味を与えてくださる。

 利己的な動機を持たずに、聖なる師に奉仕することは、正しい人生を形作る。

 一人でヴェーダーンタの経典を学び、「ナー グル ナー シッシャ(グルもない、弟子もない)」などと言うことは、真理の求道者にとって大いなる失敗である。

 ときどきグルは、弟子の罪を背負ったことで肉体的に苦しまれる。実際、グルはどんな肉体的な病にも決して苦しむことはない。――しかし、素晴らしい信仰を持って熱心に彼にお仕えすることによって心を浄化するということは、弟子に与えられた二つとない稀有なるチャンスである。

 祝福された師の崇高な思いは、弟子が肉体の意識、あるいは好色的な生活の魅力を克服する助けとなるだろう。

 「ウパ」は「近くに」という意味であり、「ニ」は「下に」という意味であり、「シャッド」は「座る」という意味である。ゆえに「ウパニシャッド」は「師の近くに座る」という意味なのである。弟子たちは、ブラフマンの教義の秘密を彼から学ぶために、師の近くに座るのだ。

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