グル・バクティヨーガ 補遺(8)「人間の四つのクラス」
「人間の四つのクラス」
普通の世俗的な人間は、ミルクのようである。
邪悪な人々と接触すると、彼は取り返しのつかないほど道に迷う。
このミルクの中に、少しバターミルクを混ぜる。そうすると、それはカード(ヨーグルト)になる。
世俗の人間は、グルによってイニシエートされる。
グルは、そのカードの如くである。――すでに独り変換されている。
バターミルクを加えた後、ミルクはしばらくの間、しまっておかれる。
そのように、そのイニシエートを受けた者も、隔離され、イニシエーションと同化しなくてはならない。
そうすると、ミルクはカードに変わる――つまり弟子は賢者へと変革するのだ。
そして、カードはすぐに水と混ぜてはいけない。
水がカードの中に注がれると、カードは下に沈むだろう。
同様に、賢者は、悪しき交わりの中に足を踏み入れても、邪悪な人々と容易には混ざり合うことはない。――しかしその影響が非常に深いならば、彼もまた道を見失ってしまうだろう。
そして、もしブラフマムフールタ(日の出前)に、このカードが十分に撹拌されているならば、あなたはそれからバターを得られる。
同様に、賢者がブラフマムフールタの間に神を深く瞑想するならば、彼は真我の叡智というバターを得る。――彼は真我を悟った聖者というバターとなるのだ。
このバターは、水に投げ入れても何の問題もない。
それは水と混ざり合うことはない。しかもそれは浮く。
真我を悟った聖者が世俗的な人々と接触しても、彼は道を失うことはない。――それどころか、彼は世俗に汚染されることなく、喜々としてそこに浮くのだ。
このバターが溶けてギーになり、それが水の中に入れられれば、水全体がギーの風味になる。――同様に、この聖者が宇宙的愛の炎によって溶けると、彼は、接触するだけですべての者を純粋化し、接触したすべての者を引き上げ、接触したすべての者に智慧、誇り、神性を注ぎ込む神聖なる存在というギーとなるのだ。