ともしび
光がさす前に
闇の宴が始まり
するりと抜けた魂は
孤独な旅を決意する
夢のような幻に
心を集中し
右手に放棄
左手に慈悲
白い馬に乗って
風のなかを疾走する
もともと決まっているこの人生を
神の愛に抱かれながら生きていく
眼を開けて空を見ると
心の無限性を思い出す
もともと区別のない私とあなたを
私という幻影が切り裂いた
でもそれも神の計画
狂人となれ、慈悲深き狂人に
舌を出し、眼をぎょろぎょろさせ
裸になり、息も荒く
四つん這いで、神を探せ
心を頭頂に集中し
おもいはからいを捨て
神に心を合わせ、
思え、語れ、動け
スマートに見えるこの世界の
ほころびを探せ
世界が矛盾して見えたら、それがチャンス
雨雲を発見せよ
師を抱きしめて、大事に守れ
ブッダ、神、師の名前を常に唱えよ
生まれ変わりたかったら、死ななければならない
エゴの死、プライドの死、慢心の死、観念の死
それは避けられない
心を開け
もともと内にも外にも
何の限界もない