yoga school kailas

「修行の面白さ」

◎修行の面白さ

(S)鋤のアーサナが急に出来るようになったことがあったんですけれど、その前に、ものすごく何でもかんでも怒りを覚えた時期があったんですよ。だから、何か関係あるのかな、と。

 そうだね、それも一概に言えないんだけど、まずエネルギーが弱い――普通弱いんだけど、それが強くなった段階で怒りが出る場合があります。
 なぜかっていうと、修行してすごくエネルギーが蓄えられるんだけど、今まで経験したことがあまりないので、ちょっと体とかがね、処理に困るんだね。それが怒りとして表現される場合がある。右とか左とかは関係なくね。
 そういう場合もあるし、じゃなくて、右の気道の浄化に入っている場合もあるし。じゃなくて一番下のムーラーダーラ。ここの浄化に入っている場合もあるし。あとね、肝臓のところに小さなチャクラがあって――スーリヤ・チャクラっていうんだけど、ここに来ている時も怒りが出るんです。
 これがまた判断が難しいんだね。怒りが出ました――で、どの段階なのかと。
 怒りが消えた後に、アーサナができるようになったの?

(S)とにかく、こう、何を見ても理由もなく無性に怒るというか。そういうのが一週間ぐらい続いたんですよ。で、鋤のアーサナが急にできるようになったのが、怒りが消えたのと同じぐらいの時期だったんですね。

 それは、今言ったどこかのつまりが一気に取れたんだろうね。
 それはどちらにしろ気が通ったということで良いことだから、まだ今の段階では、あまり深く分析しないでいいと思います。
 そういう経験が例えば一個ありましたと。で、多分これから、また違うタイプの、同じような経験があるんですね。そういうのを何度も経験するうちに、だんだん修行の全体像が分かってくる。「そうか、これとこれとこれを考え合わせると、こういうシステムなんだな」っていうのが、だんだん分かってくる。その段階で、より正確に自己分析ができるようになるから。
 そういう面白さがあるんだね、クンダリニー・ヨーガの修行っていうのは。

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