「ジャーランダラ」
ジャーランダラ(網を持つ者)は、ナガラトーッタの地のブラーフマナでしたが、この世のことが嫌になり、火葬場へ赴き、木の根元に座りながら、智慧と至福について考えていました。すると天空からダーキニーの声が聞こえました。
「有徳な息子よ、あなたの心が、リアリティそれ自身の本質であると知りなさい。」
彼は喜び、何度も何度も礼拝しました。そのジュニャーナ・ダーキニーは、自らの顔を見せ、へーヴァジュラで彼をイニシエートし、完成のステージに関する指示を、次のように授けました。
「三界の動・不動の存在すべてを自分の身体と言葉と心の三つに集め、三つの分別を三本のナーディに集め、左右の二本のナーディをアヴァドゥーティーの中に集め、さまざまな記憶と観念の分別を、頭頂のブラフマ・ランドラから上方に出し、現象と空が不可分であると瞑想しなさい。」
内的・外的なもろもろの存在物を、
残ることなく集め、
身体と言葉と心の三つの中に結合させよ。
右と左の管をアヴァドゥーティーの中に集め、
これらをブラフマ・ランドラから出せば、
清らかなヨーガの本質から、
かの空性と、最も優れた至福が生じるだろう。
至福と空の完全なる結合を、
蓮華座を組み、瞑想において理解せよ。
ダーキニーはそう歌い、完成のステージを伝授したのでした。
彼は瞑想し、七年でマハームドラーの成就を得ました。その後、彼は自分の悟りの内容について語り、無数の生ある者たちに奉仕し、そして300人の仲間とともに、ダーカの世界へ行きました。