yoga school kailas

◎性欲を例として

 これはね、いろんな人を見てると面白くて、私はそうじゃなかったけど、私が前見たある人は、たぶん後頭部が相当詰まってたんだろうね。グーッと腰を入れて瞑想しようとすると、ボーン!って、首が後ろに吹っ飛ばされちゃうんですよ。「え? 遊んでるの?」っていうくらい。「ゴーン!」って、こう、明らかに誰が見てもここで詰まってる。ガーッてここから上に行かないから、首がガーン!ってこう、持ってかれちゃう。
 あとまあ、これはみんなもたぶんね、経験があるか、これからすると思いますが、なんか背中の後ろ詰まってるとか、なんか腰詰まってるとか、そういう感覚が出てくるんだね。それはそれぞれたぶんあると思います。
 あ、腰はね、ブラフマに限らず、性欲の汚れがあると腰が非常に詰まります。これはこの結節というよりは腰全体が詰まります。だから修行してて腰に来たら、あ、過去の自分の性欲の汚れだと。もし心当たりが無かったらそれはもちろん過去生のものかもしれない。けども自分の中にそういう性欲の汚れがあるんだと。そういう場合は腰に来ます。
 で、いつもここでも言っているけれども、性欲の汚れがある人は腰が入らない。なかなかね。それから蓮華座で寝るとかやると、浮いちゃうんだ。なんかね、腰が、こう。
 それだけじゃなくて、腰が痛くなったりとか、とにかく腰に来るね。
 もう一度、性欲を一つ例に取ると、肉体的な性欲の汚れがある場合、当然腰が詰まります。いや、性欲は素晴らしいものである、とそういう間違った観念がある場合、背中が詰まります。じゃなくて、すごい性的なイメージがいっぱいある場合、後頭部が詰まります。全部あったら悲惨だね。我々は気が上がらないということになってしまう。
 それから一つ付け加えると、この臍の少し上のところにチャンドラ・チャクラというチャクラがあって、ここもイメージのけがれで詰まります。こっちのほうが、レベルが低い。だから現代はイメージが汚れまくっているから、イメージの汚れといっても、シヴァ結節までもいっていなくて、チャンドラ・チャクラで詰まっている場合のほうが多いだろうね。これは魔境チャクラともいわれていて、ここをしっかり浄化せずに修行をすると、霊的な魔境に入ってしまう危険性があるので、とにかく汚れたイメージはしっかり浄化しておいたほうがいいね。

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