「ヴィーラバドラ・アーサナ」
5.アーサナ
アーサナに関しては「シャンバラ・ヨーガ 入門編」を参照していただきたいが、それに加えてここでもいくつかのアーサナをあげる。
◎ヴィーラバドラ・アーサナ その1
①両足を広めに開いて立つ。
②両手を胸の前で合掌する。
③息を吸いながら、合掌した手を頭上に上げる。
④右足先を90度右に向け、左足先は少し右に向け、上体も90度右に向く。
⑤息を吐きながら、ゆっくりと右ひざを折り曲げていき、それと同時に合掌の手をよりいっそう上に伸ばし、顔は後ろに倒す。
⑥右すねは床に垂直になり、太ももは床に平行になる。背骨は上に十分に伸び、左ひざは十分に伸ばし、左かかとが床から浮かないように注意する。この姿勢を保ったままで息を止めるか、鼻で普通呼吸をする(5~10秒間)。
⑦息を吸いながら③の姿勢に戻り、息を吐きながら手を下ろして②に戻る。
⑧逆側でも同様に繰り返す。
◎ヴィーラバドラ・アーサナ その2
①両足を広めに開いて立つ。
②息を吸いながら、両腕を肩の高さまであげる。
③右足先を90度右に向け、左足先は少し右に向け、上体も90度右に向く。
④息を吐きながら、ゆっくりと右ひざを折り曲げていき、それと同時に左右の腕をよりいっそう左右に伸ばし、顔は右を向く。
⑤右すねは床に垂直になり、太ももは床に平行になる。背骨は上に十分に伸び、左ひざは十分に伸ばし、左かかとが床から浮かないように注意する。この姿勢を保ったままで息を止めるか、鼻で普通呼吸をする(5~10秒間)。
⑥息を吸いながら②の姿勢に戻る。
⑦反対の方向で、③~⑥を繰り返す。
⑧息を吐きながら、両腕を下ろす。
◎ヴィーラバドラ・アーサナ その3
①ヴィーラバドラ・アーサナその1の①~⑥までを行なう。
②息を吐きながら、そのまま上体を右足の方に倒していく。胸をももにつけ、合掌の手は前方にまっすぐに伸ばし、顔も前方を見る。左足のかかとが浮かないように注意する。この姿勢を少しの間保つ。
③右ひざを伸ばし、右足一本で立つ。左足は後ろにまっすぐに伸び、上体は床と平行になる。ここで息を止めるか、鼻で普通呼吸をしながら、5~10秒間保つ。
④息を吸いながら左足を床に下ろし、ヴィーラバドラ・アーサナその1の③の姿勢に戻る。
⑤息を吐きながら合掌の手を胸の前に下ろす。
⑥逆側でも同様に繰り返す。
☆ヴィーラバドラ・アーサナの効果
①腰を強くする。
②姿勢が良くなる。
③腹部の機能を促進させる。
④足のラインが美しくなる。
⑤不安感を和らげる。
⑥ストレスを解消する。
⑦ふくらはぎを強くやわらかくする。
⑧心身のバランスが取れる。
⑨糖尿病を予防する。
⑩血液を浄化する。
⑪活力を増大させる。
⑫背骨の神経組織に良い影響を与える。
⑬不必要な尻の脂肪を落とす。
⑭腕やわき腹の痛み、せき、心臓病を癒す。
⑮股関節・ひざ・足首の関節を強くやわらかくする。
⑯バランス感覚が良くなる。
-
前の記事
バクティヨーガの歌 -
次の記事
ケーチャリー・ムドラー